ヘアミストはどんな髪に合う?使い方・向いている髪質・オイルやミルクとの組み合わせを美容師が解説

洗い流さないトリートメントには、オイル、ミルク、ミスト、ホイップなどさまざまな種類があります。

その中でもヘアミストは、「オイルやミルクと何が違うの?」「ミストだけで本当に足りるの?」と迷いやすいアイテムです。

私の中でヘアミストは、顔につける化粧水のようなポジションです。重たくしすぎずに髪全体へなじませやすく、サラサラした質感を作りやすい。私は基本的に、タオルドライ後に使うアウトバストリートメントの一番最初にミストを使います。

今回は、ヘアミストがどんな髪に合うのか、私が実際に使っている順番や量、オイル・ミルクとの組み合わせまで紹介します。

洗い流さないトリートメント全体の違いを先に整理したい方は、ミスト・ミルク・オイル・ホイップの違いを解説した記事も参考にしてください。

結論|ミストは「軽さを残しながら髪全体を整えたい人」に使いやすい

私がヘアミストを使いやすいと感じるのは、ボリュームをなくしたくない人、表面のパヤ毛や短い髪が気になる人、毛先をもう少しまとめたい人、オイルやミルクをつける前のベースを作りたい人です。

ミストはオイルやミルクと比べて軽く使いやすいため、根元付近にもなじませやすく、髪全体をサラサラに整えたいときに便利です。

一方で、ミストだけではツヤやしっとり感が物足りない場合もあります。よりツヤがほしいならオイル、よりしっとり柔らかくしたいならミルクと組み合わせます。

ミストはタオルドライ後、一番最初につける

私がミストを使うときは、まずシャンプー後にしっかりタオルドライします。髪から水が滴るような状態ではなく、タオルで余分な水分を取ってから使います。

そのあと、ミストを髪全体へなじませます。私はミストをアウトバスケアの最初の一手として考えています。

顔のスキンケアで化粧水のあとに乳液やクリームを使うようなイメージで、髪全体へミストを先になじませておくことで、そのあとに使うミルクやオイルも髪全体へ均一になじませやすくなります。

基本の順番は、タオルドライ → ミスト → 必要に応じてミルクまたはオイル → ドライヤーです。

ミストの使用量の目安

髪の長さ使用量の目安
ショート4〜5プッシュ
ミディアム6〜8プッシュ
ロング10プッシュ前後

これは私がサロンワークで使う一つの目安です。製品によって1プッシュの量が違い、髪の量や長さでも変わるため、商品表示を確認しながら調整してください。

健康な髪・バージン毛なら、まずミストだけでもいい

カラー、パーマ、縮毛矯正、ブリーチなどの施術をしていない健康な髪で、毛先の乾燥やダメージが強くない場合は、私はまずミストのみで考えることがあります。

ショートなら4〜5プッシュ、ミディアムなら6〜8プッシュ、ロングなら10プッシュ前後を目安に髪全体へなじませ、そのままドライヤーで乾かします。

もともと髪にツヤやまとまりがある場合は、無理にオイルやミルクまで重ねなくても十分なことがあります。

健康毛は足しすぎない。これもアウトバスケアでは大切です。

カラー・パーマ・縮毛矯正・ブリーチなど施術毛は併用を考える

何か施術をしている髪では、ミストだけでは毛先のツヤやまとまりが足りないことがあります。

そのため私は、ミスト+オイルまたはミスト+ミルクのように組み合わせることがあります。

ツヤや指通りがほしいならオイル。よりしっとり柔らかくしたいならミルク。施術履歴だけで決めるのではなく、今の髪の状態となりたい質感で選びます。

ボリュームをなくしたくない人に使いやすい

細い髪や根元がぺたんとしやすい髪では、重たいアウトバスを根元付近までつけると、ボリュームが出にくく感じることがあります。

その点、ミストは比較的軽く使いやすいため、私は根元付近から使うことがあります。

根元のふんわり感は残したいけれど、髪全体はサラサラにしたいという方に使いやすいと考えています。

パヤ毛・アホ毛が気になる人にも

髪の表面には、伸び途中の短い髪や、パヤパヤと浮いて見える髪があります。こうした部分が気になる場合にも、私はミストを使います。

オイルを根元付近までたくさんつけると重くなることがありますが、ミストなら比較的軽く使いやすい。髪全体へなじませてから乾かすことで、表面を整えやすくします。

ただし、ミストだけですべての短い髪を完全に抑えられるわけではありません。必要に応じて仕上げのスタイリング剤と役割を分けます。

8割ほど乾いたあと、毛先のまとまりが欲しいときにも

私は、ドライヤーで髪が8割程度乾いてきた段階で、「もう少し毛先をまとめたい」と感じる場合、毛先へ追加でミストをつけることがあります。

左右合わせて毛先に10プッシュ前後を使うこともありますが、これも髪の長さ・量・製品によって調整します。

そのあと再びドライヤーで乾かして仕上げます。私のサロンワークでは、途中でもう一度ミストをなじませることで、毛先のまとまりを調整することがあります。

よりツヤが欲しいなら「ミスト+オイル」

ミストだけでは、オイルほどツヤ感を感じにくい場合があります。

そこで、ミスト+オイルという組み合わせを使います。

まずミストを全体へ。そのあとオイルを中間から毛先へ少量。こうすることで、根元は軽く、毛先はサラサラでツヤのある質感を作りやすくなります。

特に細い髪では、オイルを大量につけるのではなく少量から始めます。

もっとしっとりしたいなら「ミスト+ミルク」

髪が硬い、乾燥して広がる、毛先を柔らかくまとめたいという場合は、ミスト+ミルクを使うことがあります。

まずミストで全体を軽く整える。そのあとミルクを中間から毛先へ。すると、軽さを残しながら、柔らかくしっとりした質感を作りやすくなります。

さらにツヤも欲しい場合は、最後に少量のオイルを重ねることもあります。

まとめ|ミストはアウトバスケアの「最初の一手」

私がヘアミストを使うときは、しっかりタオルドライしたあと、アウトバストリートメントの一番最初に髪全体へなじませます。

ミストの良いところは、軽く使いやすい、根元付近にも使いやすい、ボリュームを残しやすい、パヤ毛を整えたいときにも使える、そのあとにオイルやミルクを組み合わせられることです。

健康な髪・バージン毛なら、まずミストだけでも十分な場合があります。カラー、パーマ、縮毛矯正、ブリーチなど施術履歴がある髪は、必要に応じてオイルやミルクと組み合わせます。

私が大切にしているのは、髪質 × ダメージ × 今困っていること × なりたい質感から考えることです。

必要なものを、必要な場所に、必要な量だけ。

これが、自分に合ったアウトバスケアを見つけるための基本だと私は考えています。

誇りを胸に。信念を力に。

MONVIA / 生き方を、鍛える。