結論|シャンプーは「人気」より、自分の状態から選ぶ
シャンプーを選ぶとき、「人気だから」「高いから」「美容室専売だから」「しっとりすると書いてあるから」という理由だけで決める必要はありません。
私が美容師としてシャンプーを考えるときは、今いちばん困っていること → 髪質と頭皮 → カラー・ブリーチ・縮毛矯正などの施術履歴 → 最終的にどうなりたいか、この順番で整理します。
同じ「パサつく」「広がる」という悩みでも、髪質や施術履歴、普段使っているものによって考え方は変わります。この記事では、自分の状態に近いところから必要な記事へ進めるようにまとめました。
まず、自分の悩みから選んでください
シャンプー選びそのものが分からない方
→ 美容師が教える、自分に合うシャンプーの選び方
市販と美容室のシャンプー、どちらがいいか知りたい方
→ 市販のシャンプーと美容室のシャンプーは何が違う?
シャンプーしても髪がベタつく方
→ シャンプーしても髪がベタつく原因は?美容師が実際によく見る5つの原因
細い髪・ボリュームが出にくい方
→ 細い髪・ボリュームが出にくい髪に合うシャンプーの選び方
髪が広がる・まとまりにくい方
→ 髪が広がる・まとまりにくい人に合うシャンプーの選び方
髪が硬い・太い方
→ 髪が硬い・太い健康毛に合うシャンプーの選び方
くせ毛・ごわつきが気になる方
→ くせ毛・ごわつく髪に合うシャンプーの選び方
ブリーチ・ハイダメージ毛の方
→ ブリーチ・ハイダメージ毛に合うシャンプーの選び方
縮毛矯正をしている方
→ 縮毛矯正をしている髪に合うシャンプーの選び方
カラーがすぐ色落ちする方
→ カラーがすぐ色落ちする人に合うシャンプーの選び方
シャンプーの正しい洗い方を知りたい方
→ 美容師が教える正しいシャンプーのやり方
このページの目次
- シャンプー選びで最初に確認すること
- 今いちばん困っていることを確認する
- 髪質と頭皮を確認する
- カラー・縮毛矯正・ブリーチなどの履歴を見る
- 最終的にどんな髪になりたいかを決める
- シャンプーは「何を使うか」だけではない
- 市販と美容室シャンプーはどちらがいい?
- 迷ったらこの順番で考える
- まとめ
シャンプー選びで最初に確認すること
シャンプー売り場には、ダメージケア、ボリューム、スカルプ、カラーケア、しっとり、サラサラなど、たくさんの言葉があります。
ですが、商品を見る前に自分の状態を整理した方が選びやすくなります。私が確認するのは、困っていること × 髪質・頭皮 × 施術履歴 × なりたい仕上がりです。
商品名より先に、まず自分の髪を知る。ここがシャンプー選びのスタートです。
今いちばん困っていることを確認する
まず、「今、一番何に困っているのか」を一つ決めてみてください。
髪がベタつく。広がる。毛先が乾燥する。ボリュームが出ない。髪が硬い。くせ毛がまとまらない。カラーがすぐ抜ける。縮毛矯正後の毛先が扱いにくい。
悩みが複数ある場合でも、一番変えたいものから考えます。たとえば「パサつくから、もっとしっとり」と考える前に、なぜパサついているように感じるのかまで確認します。
ダメージだけではなく、スタイリング剤やオイルなどの蓄積によって質感が悪く感じられる場合もあります。そのため私は、悩み=原因とは考えません。
髪質と頭皮を確認する
次に見るのが、髪質と頭皮です。髪は細いのか、太いのか、硬いのか、柔らかいのか、くせがあるのか、根元がぺたんとしやすいのか。
そして頭皮は、乾燥しやすいのか、ベタつきやすいのか、特に気になることはないのか。ここも重要です。
たとえば、頭皮はベタつくのに、毛先は乾燥しているということがあります。この場合、毛先だけを見て非常に重たいシャンプーを選べば、根元まで重くなる可能性があります。
反対に、頭皮のベタつきだけを考えて洗浄力を強くしすぎれば、毛先の乾燥を感じることもあります。だから私は、頭皮と毛先を同じものとして考えないことを大切にしています。
カラー・縮毛矯正・ブリーチなどの履歴を見る
もともとの髪質だけではなく、これまで髪に何をしてきたかも確認します。カラー、ブリーチ、縮毛矯正、パーマ、毎日のアイロンなどです。
同じ髪質でも、施術履歴によって毛先の状態は変わります。特に長い髪では、根元・中間・毛先で履歴やダメージが違うこともあります。
だから、「私は細い髪だからこのシャンプー」だけでは決められません。髪質+施術履歴まで一緒に考えることが大切です。
最終的にどんな髪になりたいかを決める
私はここをかなり大切にしています。同じ髪質でも、求めている仕上がりは人によって違います。
軽くサラサラにしたい。しっとりまとまりたい。根元をふんわりさせたい。ボリュームを抑えたい。カラーを長く楽しみたい。毛先のダメージを優先してケアしたい。
だから、「この髪質だからこれ」ではなく、「この髪から、どうなりたいのか」まで考えます。
シャンプー選びのゴールは、商品を選ぶことではありません。自分が扱いやすい髪へ近づくこと。私はそこから逆算して考えます。
シャンプーは「何を使うか」だけではない
良いシャンプーを選んでも、洗い方が合っていなければ十分に活かせないことがあります。
私が一つの目安としているのは、予洗いを約3分、お湯は37〜39℃程度、水分と空気を含ませながらやさしく泡立てること。頭皮は爪ではなく指の腹で、毛先は強くこすらず、最後のすすぎも約3分を一つの目安にします。
スタイリング剤を多く使った日は2回洗いをすることもあります。ブリーチや縮毛矯正などでダメージが大きい場合は、頭皮を中心に洗い、毛先は泡をなじませる程度にすることもあります。
詳しい手順は、「美容師が教える正しいシャンプーのやり方」でまとめています。
市販と美容室シャンプーはどちらがいい?
市販だから悪い。美容室専売だから良い。という単純な話ではありません。
市販シャンプーには、購入しやすい、価格を抑えやすい、選択肢が多いというメリットがあります。
美容室シャンプーの大きなメリットは、実際に自分の髪を見ている美容師と相談して選べることだと私は考えています。重要なのは、どこで売っているかより、自分に合っているか。
詳しくは、「市販のシャンプーと美容室のシャンプーは何が違う?」で比較しています。
迷ったらこの順番で考える
- 今、一番困っていることは何か
- 自分の髪質と頭皮はどんな状態か
- カラー・ブリーチ・縮毛矯正など、何をしてきた髪か
- 最終的にどんな質感になりたいか
この順番で整理したうえで、今使っているシャンプーと洗い方がその目的に合っているかを確認します。
シャンプーだけで足りない部分は、トリートメント、ミスト、ミルク、オイル、ホイップタイプのアウトバス、乾かし方など、別のケアで補うこともできます。
一つの商品ですべて解決しようとしない。これも私がホームケアで大切にしている考え方です。
まとめ|自分の髪を知ることが、シャンプー選びの第一歩
シャンプー選びに、全員共通の一つの正解はありません。
今困っていること。髪質。頭皮。施術履歴。普段使っているもの。そして、最終的にどんな髪になりたいのか。ここまで確認して初めて、自分に合うシャンプーが見えてきます。
高いものを選ぶことが目的ではありません。人気の商品を使うことが目的でもありません。自分の状態を理解し、自分に必要なものを選べるようになること。それが毎日のヘアケアでは大切だと私は考えています。
分からない場合は、普段髪を担当している美容師に、「私の髪はいま何が一番必要ですか?」と聞いてみてください。商品名だけではなく、自分の髪を知るところから始めてみてください。
誇りを胸に。信念を力に。
MONVIA / 生き方を、鍛える。

