ヘアミルクはどんな髪に合う?使い方・向いている髪質・オイルやミストとの組み合わせを美容師が解説

洗い流さないトリートメントには、ミスト・ミルク・オイル・ホイップなどさまざまな種類があります。

その中でもヘアミルクは、「乾燥して広がる」「髪がまとまりにくい」「柔らかくしっとりした質感にしたい」という方に使いやすいアイテムです。

ただし、ヘアミルクも「とりあえずつければいい」というものではありません。髪の長さやダメージ、なりたい質感に合わせて、量や組み合わせ方を変えることが大切です。

今回は美容師として実際に使っている考え方をもとに、ヘアミルクの使い方を解説します。

ミスト・ミルク・オイル・ホイップ全体の違いから整理したい方は、洗い流さないトリートメントの完全ガイドも参考にしてください。

ヘアミルクが向いている髪

私がヘアミルクを特に使いやすいと感じるのは、次のような髪です。

  • 乾燥しやすい髪
  • 広がりやすい髪
  • くせ毛
  • ブリーチ毛
  • カラー毛

ヘアミルクは、オイルのようにツヤを強く出すことだけを目的にするというより、柔らかさ・しなやかさ・まとまりやすさを求めるときに使いやすいです。

特に、毛先がパサついて広がる髪や、施術によって乾燥を感じやすい髪では取り入れやすいと思います。

ヘアミルクの基本的な使い方

私が使うときは、まずタオルで髪の水気をしっかり取ります。髪に水分が多すぎる状態ではなく、タオルドライをきちんとしてからつけます。

使用量の目安は、ショート:1プッシュ、ミディアム:2プッシュ、ロング:3プッシュです。

これはあくまで私が使うときのスタート目安です。商品によって1プッシュの量が違い、髪の量やダメージによっても必要量は変わるため、商品の使用方法を確認しながら調整してください。

どこにつける?

ヘアミルクは、中間から毛先を中心につけます。

手のひらにしっかり広げてから、中間から毛先へ揉み込むようになじませます。毛先だけに集中させるのではなく、乾燥や広がりを感じる部分へ均一になじませるイメージです。

つけ終わったらブラシでとかす

私が特に大切にしているのが、つけ終わったあとにブラシでとかすことです。

手だけでもなじませることはできますが、最後にブラシを通すことで、ミルクを毛先までより均一になじませやすくなります。そのままドライヤーで乾かすより、つけムラを減らしやすくなります。

ミストとミルクを一緒に使う場合

ミストと併用する場合は、ミスト → ミルクの順番で使います。

最初にミストを髪全体へなじませ、そのあと中間から毛先へミルクをつけます。ミストだけでは少し物足りないときや、毛先の乾燥やまとまりも補いたいときに使いやすい組み合わせです。

ヘアミストの量やつける順番を詳しく知りたい方は、ヘアミストの使い方を解説した記事もご覧ください。

オイルとミルクを一緒に使う場合

オイルとミルクは、組み合わせ方が1つだけではありません。

私がよく使う方法のひとつが、手のひらでオイルとミルクをしっかり混ぜてからつける方法です。ミルクの柔らかさやまとまりと、オイルのツヤ・指通りを同時に狙いやすくなります。

また、オイル → ミルクという順番で使うこともあります。髪の状態や使用する商品によって、順番は固定する必要はありません。

大切なのは、今の髪に何が足りないのかを見ることです。

ミスト・オイル・ミルクを全部使う場合

ダメージが強い髪や乾燥が強い髪では、ミスト → オイル → ミルクという使い方もできます。

ただし、3種類使えば必ず良くなるわけではありません。使う量が多すぎれば、ベタつきや重さにつながることもあります。

すべて使う場合でも、必要なものを、必要な場所に、必要な量だけという考え方が大切です。

乾燥・広がり・くせ毛には使いやすい

乾燥して広がる髪やくせ毛では、髪がまとまりにくく、毛先がパサついて見えることがあります。

そうしたときにヘアミルクを中間から毛先へなじませると、柔らかさやしっとり感を出しながら、扱いやすい状態を目指しやすくなります。

さらにツヤが欲しければオイルを組み合わせる。軽さを残しながら整えたいならミストと組み合わせる。このように考えると選びやすくなります。

ブリーチ毛・カラー毛にも使いやすい

ブリーチやカラーを繰り返している髪は、乾燥やパサつきを感じやすくなります。そのため、ヘアミルクの柔らかさ・まとまり・しっとり感を活かしやすい髪です。

ダメージが強い場合は、ミスト+ミルクだけでなく、ミスト+オイル+ミルクのように組み合わせることもできます。

ただし、髪の細さや毛量によっては重くなりやすいため、最初から大量につけるのではなく、少量から調整してください。

ヘアミルクだけで足りないときは?

ヘアミルクを使っても毛先のツヤが足りない場合は、オイルを足す。もっと軽い状態から整えたい場合は、ミストを先につける。

このように、「ミルクを使うか使わないか」ではなく、何を組み合わせるかで考えると選びやすくなります。

まとめ

ヘアミルクは特に、乾燥・広がり・くせ毛・ブリーチ毛・カラー毛に使いやすい洗い流さないトリートメントです。

  1. タオルでしっかり水気を取る
  2. ショート1・ミディアム2・ロング3プッシュを目安にする
  3. 中間から毛先へ揉み込む
  4. 最後にブラシでとかして均一になじませる

さらに髪の状態に合わせて、ミスト → ミルク、またはオイル+ミルクなどを組み合わせていきます。

アウトバスは、どの商品を使うかだけではなく、髪のどこに、何を足すかで考えることが大切です。

必要なものを、必要な場所に、必要な量だけ。

これが、私が普段のサロンワークでも大切にしている考え方です。