ヘアオイルはどんな髪に合う?ドライヤー前の使い方・向いている髪質・ミルクやミストとの組み合わせを美容師が解説

洗い流さないトリートメントの中でも、ヘアオイルはとても使いやすいアイテムです。

私自身、サロンワークではかなり幅広い髪質に使います。細い髪、太い髪、くせ毛、硬い髪、柔らかい髪、カラー毛、ブリーチ毛。髪質だけで「オイルは合わない」と決めるよりも、どんな仕上がりにしたいかで考える方が選びやすいと思っています。

特にヘアオイルを使ってほしいのは、ツヤがほしい人、指通りを良くしたい人です。今回は、ドライヤー前に使う洗い流さないトリートメントとしてのヘアオイルについて、実際のサロンワークをもとに解説します。

ヘアオイルは幅広い髪質に使える

ヘアオイルは、細い髪・太い髪・くせ毛・硬い髪・柔らかい髪・カラー毛・ブリーチ毛など、かなり幅広い髪質で使えます。

ただし、すべて同じ量をつければいいわけではありません。細い髪にたくさんつければ重く感じることがありますし、ブリーチ毛や乾燥の強い髪では少量では足りないこともあります。つまり、オイルが使えるかどうかではなく、どのくらい使うかが大切です。

特にオイルを使ってほしい人

私がヘアオイルを特におすすめしたいのは、ツヤがほしい人、指通りを良くしたい人です。

オイルは髪表面の滑りを整えやすく、毛先のパサつきを目立ちにくくしたり、指通りを良くしたり、ツヤを出したりしたいときに使いやすいです。「しっとりさせたい」というより、サラサラ感とツヤ感を出したいという方には特に使いやすいと思います。

ヘアオイルの使用量

私が使うときのスタート目安は、ショート:1〜2プッシュ/ミディアム:2〜3プッシュ/ロング:3〜4プッシュです。

ただし、これは最初につける量の目安です。つけたあとに「まだパサつく」「毛先のツヤが足りない」「指通りがもう少しほしい」と感じたら、半プッシュ〜1プッシュずつ追加していきます。最初から大量につけるより、少しずつ足していく方が失敗しにくいです。

ブリーチ毛は量が増えることもある

ブリーチをしている髪や、乾燥・ダメージが強い髪では、通常の目安量では足りない場合があります。人によっては、4〜5プッシュ程度使うこともあります。

ただし、「ブリーチ毛なら必ず5プッシュ」という意味ではありません。まず基本量から始めて、髪の状態を見ながら必要な分だけ追加するという考え方が大切です。商品によって1プッシュの量も違うので、使用方法も確認しながら調整してください。

オイルはどこにつける?

ヘアオイルは、中間から毛先につけます。その中でも特に、毛先中心です。根元には基本的につけません。

根元につけると、髪質や量によってはボリュームが落ちたり、ベタついて見えたりすることがあります。まず中間から毛先になじませ、最後に毛先へしっかりなじませるイメージです。

つけたあとはブラシでとかす

これはオイルだけではなく、ミスト・ミルク・オイルなど、洗い流さないトリートメント全体で大切にしていることです。手だけでなじませて終わるのではなく、最後にブラシでとかします。

そうすることで、中間から毛先まで均一になじませやすくなります。特にロングヘアや毛量が多い方は、手だけでは一部につきすぎたり、逆にまったくついていない場所ができたりしやすいです。

パサつき・まとまりも欲しいならオイル+ミルク

ツヤや指通りだけではなく、パサつきを抑えたい、もっとまとまりがほしい、柔らかさもほしいという場合は、オイル+ミルクがおすすめです。

手のひらの中でオイルとミルクをしっかり混ぜてから、中間から毛先へなじませます。オイルでツヤ・指通りを整えながら、ミルクで柔らかさやまとまりを補うイメージです。

くせ毛でオイル+ミルクでも足りない場合

くせが強く、広がりや乾燥が強い場合、オイル+ミルクだけでは物足りないことがあります。そういうときは、ミスト → オイル+ミルクという使い方をします。

まずミストをなじませ、そのあとオイルとミルクをつけます。私のサロンワークでは、広がりをできるだけ抑えたい髪に使いやすい組み合わせです。もちろん髪の細さや量によって重くなることもあるので、使用量は調整します。

サラサラとツヤが欲しいならミスト+オイル

重たい仕上がりにはしたくないけれど、よりサラサラにしたい、ツヤもほしいという人には、ミスト → オイルという組み合わせが使いやすいです。

先にミストをなじませ、そのあと毛先中心にオイルをつけます。ミルクを使わないため、柔らかくしっとりさせるというより、軽さ・指通り・ツヤを重視したい人に向いています。

髪質ではなく「なりたい仕上がり」で考える

ヘアオイルは幅広い髪質に使えるからこそ、髪質だけで決めなくてもいいと思っています。

ツヤ・指通りがほしい → オイル
ツヤ+まとまり・柔らかさ → オイル+ミルク
サラサラ+ツヤ → ミスト+オイル
くせ・広がりをしっかり抑えたい → ミスト+オイル+ミルク

このように、今の悩みとなりたい質感から逆算すると選びやすくなります。

オイルをつけすぎたらどうする?

オイルは量を増やせる便利なアイテムですが、多すぎると重さやベタつきにつながることがあります。そのため、最初から多くつけるのではなく、足りなければ追加するという方法がおすすめです。

ショート1〜2、ミディアム2〜3、ロング3〜4プッシュをスタート地点にして、必要なら半プッシュ〜1プッシュ追加する。この考え方なら、自分の髪に合う量を探しやすくなります。

まとめ

ヘアオイルは、細毛・太毛・くせ毛・硬毛・軟毛・カラー毛・ブリーチ毛など、幅広い髪質に使いやすいアウトバスです。その中でも特に、ツヤがほしい人、指通りを良くしたい人には使いやすいアイテムです。

私が使う場合の基本は、①タオルドライでしっかり水気を取る ②ショート1〜2・ミディアム2〜3・ロング3〜4プッシュから始める ③中間から毛先、特に毛先中心につける ④根元にはつけない ⑤最後にブラシでとかす ⑥足りなければ半〜1プッシュずつ追加するです。

アウトバスは、どの商品が一番いいかではなく、自分の髪に何が足りないかで選ぶ。そして、必要なものを、必要な場所に、必要な量だけ。

洗い流さないトリートメント全体の選び方は、ミスト・ミルク・オイル・ホイップの違いをまとめた完全ガイドも参考にしてください。