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ブリーチ・ハイダメージ毛に合うシャンプーの選び方|美容師が解説

ブリーチをしてから髪が乾燥する。

毛先が絡まりやすくなった。

せっかくきれいに染めても、すぐ色が抜ける。

美容師をしていると、ブリーチをしているお客様からこのような相談をいただくことがあります。

ブリーチ毛の場合、私は基本的にハイダメージ毛向けのシャンプーを選択肢にします。

ただし、「ブリーチしているから、このシャンプー」だけでは決めません。

特に大切なのが、色持ちを優先したいのか。ダメージケアを優先したいのか。です。

今回は、ブリーチ・ハイダメージ毛のシャンプーを選ぶときに、私が美容師として考えていることを紹介します。

ブリーチ毛は水分と脂質を補うことを考える

ブリーチをした髪は、施術前と比べて乾燥や手触りの変化を感じやすくなります。

そのため私は、水分と脂質を補いながら、髪を扱いやすく整えることを意識したシャンプーを選択肢にします。

いわゆるハイダメージ毛向けや、補修・保湿を目的として作られているシャンプーです。

大切なのは、単純に「一番しっとりするもの」を選ぶことではありません。

洗ったあとに、毛先が絡まりにくい。乾かしたあとにまとまりやすい。必要以上に重くならない。といった仕上がりも見ながら考えます。

ブリーチ毛には「色持ち」と「ダメージケア」という2つの目的がある

ブリーチ毛のシャンプー選びで難しいのが、何を一番優先するかです。

たとえば、きれいなカラーをできるだけ長く楽しみたいという方。

一方で、色落ちよりも毛先の乾燥や手触りを何とかしたいという方もいます。

この二人では、同じブリーチ毛でもシャンプーの選び方が変わります。

私は、色持ち重視なのか。ダメージケア重視なのか。を確認してから提案することが多いです。

寒色系カラーなら紫・アッシュ系シャンプー

ブリーチ後に、アッシュ、グレー、シルバー、ベージュなどの寒色系に染めた場合は、紫シャンプーやアッシュ系のカラーシャンプーを取り入れることがあります。

カラーシャンプーは通常のシャンプーとは少し役割が違い、抜けていく色味を補いながらカラーを楽しむためのものという考え方です。

ただし、使う頻度や放置時間などは製品によって違います。毎日使えばいいとは限らないので、使用している商品に合わせて調整します。

暖色系カラーならピンク・オレンジ系シャンプー

逆に、ピンク、赤、オレンジなどの暖色系カラーの場合は、ピンクシャンプーやオレンジ系のカラーシャンプーを選択肢にします。

つまり、ブリーチ毛だから紫シャンプー、ではありません。

今どんな色に染めているのかによって、使うカラーシャンプーも変わります。

自分のカラーに合わない色を選ぶと、求めている色味とは違う方向に感じる可能性もあります。分からない場合は、カラーを担当した美容師に確認するのがおすすめです。

色持ちを優先するか、ダメージケアを優先するか

ここが今回の記事で一番伝えたいところです。

カラーシャンプーは、色味を補うことを目的に選びます。

一方、ハイダメージ毛向けのシャンプーは、補修や保湿、日々の扱いやすさを優先して選ぶことが多くなります。

そのため、一つのシャンプーですべてを最大限に叶えようとすると難しい場合があります。

私はお客様に、「今は色を長く楽しみたいですか?それとも髪の状態を優先したいですか?」というように考えてもらうことがあります。

色持ちを最優先するならカラーケア。毛先の乾燥やダメージが特に気になるなら、補修・保湿を優先する。

自分にとって今どちらが重要なのかを基準にすると、シャンプーを選びやすくなります。

1本に絞る必要はない

実際には、「色も守りたいし、ダメージもケアしたい」という方がほとんどだと思います。

だから、必ず一種類だけを使い続ける必要もありません。

通常はハイダメージ毛向けのシャンプー。必要なタイミングでカラーシャンプー。

というように、目的によって使い分けるという方法もあります。

シャンプー選びの基本的な考え方は、「美容師が教える、自分に合うシャンプーの選び方|髪質・ダメージ・頭皮別」でも解説しています。

ブリーチ毛なのに重い・ベタつく場合もある

ブリーチ毛というと、「乾燥しているから、とにかくオイルやトリートメントをたくさん使った方がいい」と思うかもしれません。

ただ、実際には、ブリーチをしているのに、乾かしても根元が重い。ベタつく。髪が乾きにくく感じる。という方もいます。

こうした場合、スタイリング剤、ヘアオイル、アウトバストリートメント、シャンプーやトリートメントなどの使用量も確認します。

場合によっては、髪や根元に油分・スタイリング成分が蓄積していることが、重さの一因になっているケースがあります。

ブリーチ毛でもクレンジングシャンプーを使うことがある

蓄積が考えられる場合は、私はブリーチ毛でもクレンジングシャンプーを時々取り入れることがあります。

ただし、ブリーチ毛はダメージの程度に大きな差があります。

そのため、「重いから毎日クレンジング」とは考えません。

普段使っているもの、髪のダメージ、カラーの状態、頭皮の状態などを見ながら頻度を調整します。

ベタつきや蓄積については、「シャンプーしても髪がベタつく原因は?美容師が実際によく見る5つの原因」でも詳しく解説しています。

ブリーチ毛はシャンプーだけでケアしきれない

ここも大切です。

ハイダメージ毛向けのシャンプーを使えば、ブリーチによるダメージがすべて元通りになるわけではありません。

シャンプーは、毎日の洗髪の中で髪をできるだけ扱いやすくするための一つのケアです。

ブリーチ毛の場合は、トリートメント、アウトバス、乾かし方、アイロンやドライヤーの熱、濡れた状態での摩擦なども関係します。

だから、シャンプーだけですべてを解決しようとしない。ということも大切です。

ブリーチ毛のホームケアについては、別の記事で詳しく紹介していきます。

美容師に相談するときは「何を一番守りたいか」を伝える

美容室でシャンプーを相談するときは、「ブリーチしています」だけでなく、「色落ちを一番防ぎたい」「毛先の乾燥が一番気になる」「絡まりを何とかしたい」「根元が最近重くなってきた」など、一番困っていることを伝えてみてください。

美容師側も、カラーケアなのか、ダメージケアなのか、クレンジングが必要なのかを判断しやすくなります。

まとめ|ブリーチ毛は「今、何を優先するか」で選ぶ

ブリーチ・ハイダメージ毛では、私は基本的に、水分と脂質を補いながら、補修・保湿を意識したシャンプーを選択肢にします。

ただし、カラーを長く楽しみたい場合は、寒色系なら紫・アッシュ系、暖色系ならピンク・オレンジ系など、現在のカラーに合わせたカラーシャンプーも選択肢になります。

そして一番大切なのは、色持ちを優先するのか。ダメージケアを優先するのか。自分の優先順位を決めることです。

また、ブリーチしているからといって、何でも足せばいいわけではありません。

乾かしても重い。根元がベタつく。という場合は、スタイリング剤や油分の蓄積も確認する。

必要であればクレンジングシャンプーも検討する。

私は、施術履歴 × 現在のダメージ × カラー × なりたい仕上がりを見ながらシャンプーを考えています。

ブリーチ毛だから一つの正解があるのではなく、今の自分が何を一番守りたいのか。そこからシャンプーを選んでみてください。

誇りを胸に。信念を力に。

MONVIA / 生き方を、鍛える。